【上高地】はじめての山小屋泊なら徳沢ロッヂがおすすめ
2018年ゴールデンウィーク明け、私がデビューしたもの・・・
それが“山小屋泊”でした。
昨年くらいからずっと
「山小屋ってどんなところなんだろう?」
「きっと暗黙のルールや利用上のマナーみたいなものもあるのだろうから、ちょっと行きづらいけれど・・・行ってみたい」
と考えていたのですが、今年ようやく意を決して宿泊してみました。
今回泊まったのが、上高地から徒歩2時間ほどのところにある徳沢の【徳沢ロッヂ】です。
2016年に改装していてキレイ、お食事も美味しいと評判だったので、ここに決めました。
今回の宿泊は男女別の相部屋。
私は単独で訪れたので相部屋の選択肢しかないのですが、2名以上だと個室もあります。
相部屋は2段ベッドが4つで計8名1室です。
きちんと清掃されているのがわかる、清潔感のあるお部屋で、入った瞬間とっても気持ちが良かったです。
お布団やシーツ・枕カバーも1組ずつ置いてありました。
それぞれのベッド付近にコンセントもあるので、携帯やカメラの充電も出来るという充実ぶり。
ちなみにお隣は男性の相部屋だったのですが、壁は薄いようで、話し声がよく聞こえました(笑)
洗面スペース&お手洗いは廊下つきあたりに。
お手洗いもまさかのウォシュレット。
しかも、上段の写真右側にのれんがあるのがおわかりいただけるでしょうか?そののれんの先が、女性の洗面スペースとお手洗いになっています。
男女兼用ゾーンのほか、女性用に別でスペースを設けてくださっているというご配慮。
もはやへたなホテルより行き届いています。
お夕食は皆一斉に食堂に集まっていただきます。
チェックイン時に食事時間を確認し、その時間に食事の準備が整うと館内放送で「お食事の用意が出来たので、食堂へどうぞ」といったアナウンスが流れます。
お席も決まっているようで、「〇〇様ですね、こちらでどうぞ」と案内してくださいました。
お食事は夜はハンバーグをメインに、岩魚の塩焼きなど・・・一口わらび餅?付。
お食事は本当に美味しかった!
そしてボリュームもたっぷり。
ごはんは自分でよそうので、たくさん食べたい方も、そうじゃない方も、お米の量は調整可能です。
お食事後はカフェラウンジでちょっとゆっくりされている方が多かったです。
雑誌や漫画も置いてあったりして。
私はここで穂高ビールをいただいてから眠りについたのでした・・・。
朝ごはんは和食。
奇をてらったものはなく、でも一品ずつのお味がしっかりしていて安心していただけました。
どうでもいい話なのですが、この朝食時、サラダにドレッシングがありませんでした。
結果的にはただ忘れられていただけで、別グループのおじさまが「ドレッシングちょうだい」とスタッフさんに声をかけたことで各テーブルにドレッシングが配られることとなったのですが・・・
この時、私の脳内では、「サラダ、ドレッシングかかってないけど・・・。山だからかな?素材の味を楽しめってことなのかな?ドレッシングって油はいってるよね。こういう自然に囲まれた土地で油のはいったドレッシングをつかったというのは不自然なことなのかもしれない・・・」などというわけのわからない理論がぐるぐると頭の中をかけめぐっておりました。
最終的にはドレッシングをかけ、美味しくいただきました。
同じ日にやはりおひとりでご宿泊されていたおじさまとお話をしたのですが、その方はかなりの山のベテランさんでした。
今回も計4名でいらっしゃっていて、奥穂高に行く予定だったのですが、その方だけ体調がすぐれず、大事をとってひとりで下でお留守番をすることにしたそうです。
その際、もともとは2泊ほど横尾で待つ予定だったそうなのですが、「だったら徳沢ロッヂの方がゆっくり滞在するにはいいかな」と考え、こちらの宿泊に変更されたそうです。
そうなんですよね、徳沢ロッヂは、かなりホテル的な要素が強いので、「THE・山小屋」という感じではないのだと思うのですが、そのぶん快適に過ごすには申し分ないと思います。
ゆっくり滞在するなら徳沢ロッヂで・・・というおじさまの選択に納得致しました。
今回の滞在中、一点だけ残念だったのがお風呂。
日帰りでの外来入浴も出来るのですが、お風呂の温度がまぁ低かった…。
浴槽自体は3人くらいなら快適?というくらいの広さで、もともと広さは期待していなかったのでそこは気にならなかったのですが・・・
しばらく浸かっていても体があたたまらず、最終的にはシャワーを熱めにして身体をあたためたのでした。
同じタイミングで入浴したご婦人も、脱衣所で身体をふきながら「あー、寒かった・・・」とつぶやいていたので、私だけの温度の好みの問題ではなさそうです。
とはいえ、入浴自体は本当に快適に過ごさせていただき、しかもご料金が1泊2食付で10,000円。
都心部のシティホテルが自分のなかでの宿泊代の基準になっているので、「え、お食事もついてこんなにリーズナブルでいいの?」と驚きました。
上高地から迷わないほぼ一本道&平坦な道を2時間で着ける徳沢。
・山小屋というものに泊まってみたい!
・でもいきなり玄人ばかりのところに泊まるのも不安・・・。
・上高地から散策がてら泊まれるおすすめの宿泊施設はどこかしら?
・消灯時間が決まってる!しかも早い!山っぽい!
・相部屋なんて泊まったことないから楽しい~
という、ほんのちょこっといつもと違う宿泊を楽しみたいかたは、ぜひ訪れてみてください(^^)
私もすっかり徳沢ロッヂファンになってしまったので、また訪れることとします。