【さぬきうどんと道後温泉の旅】その1 さぬきうどん~小豆島着編
もうずいぶんと前の話にはなるのですが、“さぬきうどんと道後温泉の旅”と称し、四国は香川県と愛媛県を訪れました。
中学時代の修学旅行で香川は訪れていたような気もするのですが、なぜか記憶がなく、記憶と気持ちの上でははじめての四国上陸、ということになりました。
往路は羽田発のJAL便にて。
乗り物系は基本的に窓側席を好むのですが、事前座席指定枠では窓側は満席。
とりあえず通路側で指定しておき、当日空港にて自動チェックイン機で座席変更。
たまたまちょうど1席、進行方向に向かって左側の席が空いていました。
これがまぁ、のちほど私に最高の景色を見せてくれる席となるのです。
朝早めの羽田発の飛行機に乗る時には必ずといっていいほど購入する、朝ごはんにする“羽田空港ひとくちおこわ”。
季節限定の“鯛と桜のおこわ”という春らしいものをチョイス。
もぐもぐ幸せ気分で、馴染みの江の島を眺め、その後湖らしきものが見えたので、「芦ノ湖?でも形違うような・・・でも向きによって見え方も違うかもだしなぁ・・・なんか小さいなあ」とか考えつつ、しばらく飛行し、それが芦ノ湖だと思い込んでいた私は、そのあと見えたひとつの山を富士山であると判断。
「なんか小さいなあ。上空から見るとこんなものなのかなぁ」と、がっかりモードへ。
しかし。
そこで現れます、芦ノ湖。
・・・!!これだ!そうだよね、わたしの良く知った芦ノ湖のかたちだ!しかも大きい!
・・・とすると富士山はこれから?
と思った瞬間です。
どん!!
ほぼ真上を飛行!!
その圧倒的な大きさと、火口部分がこんなにくっきりと見えるとは!!
お天気も最高!!
この景色、同じ飛行機でもおそらく右側の窓側席では見えなかったのではないかなぁ・・・。
本当に一生忘れないのでは?と思う位、「ここからでしか見られない富士山」を大興奮で見ることが出来たのでした。
そして、ようやく興奮を少しおさめつつある頃に、高松空港到着。
この日の予定は、さぬきうどんめぐり→小豆島へ宿泊予定。
まずは高松市内を目指し・・・といきたいところですが、高松空港で忘れてはならない立ち寄りポイントがあります。
そう、アレです。
“蛇口をひねればうどん出汁(だし)”。
ね、皆様だれでも一度は夢を見たことがあるでしょう?(え、ない?)
その夢、高松空港で叶えられますよ。
そして、これおそらく、知らなくてスルーしてしまう方も多いのではないかなぁ。
到着ロビーは1階ですが、この魔法の蛇口があるのは2階です。
2階ファミリーマートさんの横に、観光特産品PRコーナー“空の駅かがわ”があり、その一角にひっそりといらっしゃいます。
いただいてみると、しっかりお味もついていて、美味しい!!
そして、「あぁ、うどんの聖地に来たのだな・・・」と、これからの旅の始まりに胸を高鳴らせることとなりました。
なお、詳しい数字は忘れてしまいましたが、毎日○リットル、とおだしの量には限りがあるようですので、ご留意ください。
さて、バスに乗りいよいよさぬきうどんめぐりへ!
向かったのは、ことでん瓦町から歩いて15分ほどの、“さか枝(えだ)”さん。
どこのさぬきうどんを食べに行くかはすごく悩んでいたのですが、私はプロフェッショナルなペーパードライバーのため、車で行くところは除外されます。
※お時間とご予算に余裕があるかたは、“さぬきうどんタクシー”なるものがございます!
さぬきうどんの名店を、あなたのために貸し切りタクシーで周ります!というものらしい?(たぶん?)
すごいなぁ、うどん県・・・。
いろいろなガイドブックを見たのですが、結構“おすすめのさぬきうどん店”はガイドブックによって掲載されているところが違っていて、ネットで見ていてもバラつきがあり。
現地にコネクション等もなかった私は、そんなバラつくさぬきうどん情報の中でもかなり掲載数が多かった“さか枝”さんをまずはお伺いすることにしたのでした。
私の訪れたさか枝さんは県庁付近にあります。
さぬきうどん初心者のわたしは、できるだけお邪魔にならないよう(そして不慣れで変なことしたとしても恥ずかしくないよう)混まない時間にこっそりひっそり行く予定だったのですが、まさかの12時過ぎという、県庁職員さん達と思われる方々が長蛇の列をなすお昼休み時間真っ只中に着いてしまったのでした。
勝手がわからないながらもなんとかおうどんをいただきます。
「お、おいしい・・・!」
シンプルなかけうどん(小)にしたのですが、さっぱりとしたお出汁に、つるつるのコシのあるおうどん。
この麺の食感がたまらず、なるほどこれがさぬきうどんか・・・!と、幸せ気分で、もちろんお出汁まで完食。
忙しいピーク時間であろう中でも感じが良く、でもちゃきちゃきと働く店員さんに器を返し、退店。
食事を終えた12時40分位には、県庁職員の皆様もお食事を終えたのか、行列は落ち着いていました。
さて、今回の旅の目的は、さぬきうどん“めぐり”。
そう、“めぐる”・・・すなわち2件以上をまわるつもりだったのですが、ここで予期せぬ事態が発生します。
はい。おなかがいっぱいになっていたのです。
さか枝さんのかけうどん(小)も、(小)といいつつそこまで少なくない、という事実の他、ここで存分に力を発揮したのが、飛行機の機内で食べた“羽田空港ひとくちおこわ”。
ごはんて、腹もちいいですねぇ・・・(遠い目)
本当はさか枝さんでかけうどんをいただき、その後タイプを変えて、うどんバカ一代さんの“釜バターうどん”をいただく予定だったのですが、どうにも無理だと判断し、泣く泣く諦めたのでした。
さぬきうどんめぐりは絶対にまたリベンジしたいと思います。
さて、そんなこんなで、不完全燃焼ながらも美味しい1杯のさぬきうどんをいただいたのち、私用の買い物を済ませ、最終目的地、小豆島(しょうどしま)へ向かいます。
高松から小豆島の土庄(とのしょう)港までは、高速艇とフェリーがあるのですが、私はフェリーをチョイス。
大体60分ほどの船旅となります。(ちなみに高速艇だと約35分です。)
フェリー乗船の記憶もあまりなく、やはり記憶上はじめての経験に、どれだけ揺れるのか、という不安と、楽しみと。
結果、そんな不安はどこへやら、ものすごく快適で、1時間座りながらほぼ爆睡していたのでした・・・。
なお、船内は窓側のテーブルのある席が景色も良く人気なのですが、私が船に乗り込んだ時点ではもうどこも窓側は空いていませんでした。
おそらく、乗船自体が、車利用のかたが先に乗船され、そのあと人のみの乗客が案内されたものとみられます。
つまり、車利用のかたの方が、駐車後そのまま船内客室に入れるので、眺望の良い席もとりやすいようです。
さて、小豆島へ到着。
夕方の17時頃になっていたので、この日は観光はせずゆっくりホテルで休むことに。
この日のお宿は、“チェレステ小豆島”さん。
インターネット予約で高評価であったことと、レビューに「食事が美味しかった」というのが多かったので、食いしん坊な私はここをチョイスしたのでした。
このチェレステ小豆島さんが、私としてもすごく良かった!!
次に小豆島に行くことがあれば、やっぱり私はここに泊まるのではないかなぁ。
・・・ということで、チェレステさんについては、次記事に続くこととします。