【京都】金網つじさんで豆腐すくい作り体験
京都の“金網つじ”さんをご存じでしょうか。
針金を一本ずつ編んだ調理道具のお店です。
こちらが金網つじさんのカタログに載っていた茶こしのお写真です。
その素晴らしく、美しい佇まいがおわかりいただけるのではないでしょうか・・・!
また、見た目はもちろんのこと、実際に金網つじさんの商品を使っている方からの評判もとてもよかったこともあり、「いつか金網つじさんの焼き網が欲しいな」などと考えていました。
そして、京都行の際に、事前にネットをうろうろしていたところ、この金網つじさんで豆腐すくいの製作体験を行っていることを知り、お願いすることにしました。
製作体験が出来るのは、高台寺 一念坂にある金網つじさんです。
京都の中心部・四条駅から徒歩15分ほど。
なお、金網つじさんには別に北山の方に工房もあるのですが、そちらではないのでご注意ください。
一念坂のお店の外観です。
大きすぎず、整った和の佇まいが素敵でした。
余談ですが、近くにはすぐにはそれとはわからない、これまた和の装いのスタバがあります。
「えー、これスタバなの?」と、みんなスタバの外観を写真におさめていたのでした。
さて、金網つじさんの中に入ると、1階が店舗になっています。
ぐるりと並ぶ美しい調理器具たちに、思わずため息が出そうになるほどでした。
店舗レジの上の照明の傘も金網です。またため息・・・。
1階の店舗部分で製作体験の予約の旨と名前をお伝えし、2階のお座敷に案内していただきました。
6畳ほどでしたでしょうか。テーブルの上には既に体験のための準備をしてくださっています。
なお、今回私は1人での予約でした。
2つ道具が並んでいるのは、1つは私の分。もう1つは、教えてくださる先生の分。
つきっきりマンツーマンで教えていただける、贅沢な時間となるのでした。
製作体験中は、かなりの集中力が必要で、もともと不器用な私はなおさら余裕がなく・・・
体験中の唯一の写真がこちらです。
この針金1本1本を、奥に貼ってある亀甲模様になるように編んでいきます。
力加減や傾きが難しく、ちょっと気が散るとすぐに形が崩れます。
途中お茶をいただきブレイクをはさみながら、トータル1時間ほどで編み終わります。
最終の仕上げが必要ですので、出来上がった豆腐すくいは10日後くらいに自宅に送っていただく流れになっています。
そして、出来上がって送っていただいた豆腐すくいがこちら。
やはり亀甲模様の形のずれがわかりますが・・・
自分が一生懸命つくったもの、というのは、愛着があり気に入るものですね。
そして、今回は念願の焼き網も購入して帰りました。
自分で編んでみたからこそわかる、職人さんによるこの手編みの美しさとその難しさです。
自分でつくったちょっといびつな豆腐救いと、職人さんによる美しき焼き網。
どちらも大切に使っていこうと思います。
金網つじさんの製作体験は、完全予約制です。
今回「そもそも1人でも大丈夫かな・・・」と思い、予約の際にその旨もお伺いしたところ、ご快諾くださいました。
体験中も、「ひぃー」とか「アレ?」とかとっちらかる私に、つきっきりで「そうそう」「大丈夫、上手です」「角度気を付けてね」など、優しく励まし、でもアドバイスはきっちりくださるという、あたたかい雰囲気に、ますますの金網つじファンになってしまいました。
ぜひぜひ皆様に訪れて、その匠の技に触れていただきたい・・・素晴らしい空間・時間でした。