CCCメディアハウス「ヨシダナギの拾われる力」/ヨシダナギ・著
書店でたまたま見つけて読んだ本がとっても良かったので、ご紹介させてくださいー!
「クレイジージャーニー」でアフリカの少数民族を撮影するフォログラファー・ヨシダナギさんの著書です。
「ヨシダナギの拾われる力」
存じ上げなかったのですが、昨年2018年3月に出版されたようです。
ビジネス書(?)という位置付けでのご著書なのですが、ヨシダナギさんのこれまでの人生や現在の価値観を中心に記されていて、概念的な話というよりもご自身のお話が多いので、とても読みやすい本でした。
(ちなみに上記で「ビジネス書」のあとに「(?)」を付けたのは、ご著書の中でもそのようになっているので、それに倣っています。)
・なぜアフリカの僻地で出されるキワドイ(というか日本の一般的な価値観で言ったらアウトな)食べ物を、笑顔で口に運べるのか?
・「フォトグラファー・ヨシダナギ」が出来るまで。
・自称「人間関係がニガテ」というヨシダナギさんの処世術。
・「行動力がある」と言われる理由となる、その性分。
・「女性ひとりでアフリカに行く」という自立した女性像の中で、それでも「人に拾われないと生きていけない」というそのギャップ。
こうしたことが飾らない言葉で綴られています。
テレビでも、ウェブでも、写真展などでも、とにかくヨシダナギさんに惹かれるものがあるかたにはぜひ読んでほしいです。
この本をおすすめしたい人
□ヨシダナギさんのファンのかた/あるいは生き方やその人物にご興味があるかた
□フットワークが重く、ついあらゆる行動時に慎重になる傾向があるかた
□ストレングスファインダーでの「最上思考」のような、高い設定目標を達成することに喜びを感じる方の中で、「そうは言ってもそうじゃない人の気持ちも知ってみたい」というかた。
(逆に、相手の価値観は二の次で「お前らもっとやる気出せよ!」みたいな昭和の上司タイプ?のかたは読まない方がいい本です。ヨシダイズムを理解できないと思うので・・・)
私自身はもともと年齢が近いこともあり、ヨシダナギさんご自身に興味がありこの本を手に取りました。
が、いざ読んでみたら、上記の「フットワークが重く、ついなにかの行動の時に慎重になりすぎる」にあてはまる私は、ヨシダナギさんのその行動力の源となる性分や価値観に対して、「そうか、そう考えると確かに即行動というのはメリットがありすぎる・・・!」と非常に刺激を受けたのでした。
1冊読んでも2時間もかからないので、ぜひお手にとってみてください(^^)
それにしても、表紙のインパクトが強すぎないかしら・・・。